私のプロフィール その②
実家にこもって翻訳をしているとき、仕事をくださった方から連絡が入ります。
「あなたに翻訳頼んでる本の著者が今度東京で講演会するんだけど
通訳依頼してた人が都合が悪くなって、代わりの通訳を探している。
訳している本の内容と同じ講演になるから、あなた、やってくれないか?」
今ならばよくわかるのですが、翻訳と通訳は大きく違う仕事です。
翻訳であれば、締め切りまでの間、もしわからない箇所があったとしても辞書もひければ、外国人にみてもらうこともできます。でも、通訳者は、何にも頼らずにその場で即反応をしなくてはなりません。その大変さもよくわからないまま、先方もとにかく急いで代わりを探さなくてはならないので「わからないときは、横から助け舟を出すから大丈夫」と背中を押してきます。
それでとうとう、この仕事を引き受けることにしました。
で、この仕事がうまくいってしまったのです。
なんせ、訳し終わったばかりの本の章立てそのままに講演が進んでいきますから、演者が次に何を話すのか、手に取るようにわかるのです。予想外のパフォーマンスに仕事の依頼者も大喜び。
「あなた、良いじゃない。今度からあなたに通訳頼むから」と言っていただき、
それから3年間ほど、こちらの会社からお仕事をいただくことになりました。
私のプロフィール その①
母が英語教師だったので、小さいころから英語に親しんできました。
中学高校時代、洋楽に熱中してQueen、 Billy Joel、 Beatlesなどをよく聴いていました。
歌詞をそらで憶えたくてお風呂のなかで何度も練習して暗記し、洋楽をひとつひとつ歌えるようになるのが当時の楽しみ。
生まれと育ちが、ど田舎といってよい山の中だったこと、英語や海外や広い世界への憧れがつのったこと、田舎を出て色々な人との出逢いがある都会に出たいと思ったこと、、、などが強い動機となり
ところが、東京暮らしが始まってからは、遊ぶのが楽しくて学業の方はいつもギリギリの単位でかろうじて進級という日々(汗)。
映画研究会に入って映画を見まくっていました。英語はたいして上達しないまま就活に突入します。
本や雑誌を作ることに関心があったので、就活は出版社オンリー。
当時は出版社は人気の業界だったので、なかなか就職先が決まらない中、ひろっていただいたのが大修館書店というジーニアス英和辞典などで知られる教育関連書籍の出版社です。こちらで2年間編集者として修業させてもらいました。
その後、縁あって老舗のスピリチュアル雑誌の責任編集者を5年間務めました。2か月に一度発行のほんとうにちいさな雑誌でしたが、「媒体がある」とはありがたいことで、この仕事をつうじて、ふつうなら会うことの叶わない方たちと会うことができました。美輪明宏さん、倉本聰さん、佐治晴夫先生、中森じゅあんさん、鏡リュウジさん、吉本ばななさん、パウロ・コエーリョさんなどをはじめ、名前を知られていない方々や一緒に雑誌をつくった仲間もふくめて、この時期、すばらしい出会いに恵まれました。
雑誌作りはやり甲斐があったものの、気がつけば30代。徹夜仕事をするのもしんどいなあという年齢にさしかかり、いったん田舎にもどって仕切り直しをしようと決意し、福岡に帰郷。
ちょうどそんなとき、ホメオパシーの第一人者、由井寅子先生と、代替医療の分野で中心的なお仕事をされていた上野圭一先生から
「英語ができるのなら、翻訳をやってみる?」と言っていただき、ホメオパシーの教科書であるマテリア・メディカの下訳、そして『セラピューティックタッチの技法』(春秋社)、『レイキ完全本』(BABジャパン)などの翻訳を福岡の実家で仕上げることになります。
はじめましてのごあいさつ
はじめまして。
福岡の西新で英語教室を主宰しています、坂田未央です。
英語をめぐるいろんなことを、こちらのブログで綴っていくことにしました。
わたしの生徒さんをはじめ、英語の勉強をしている方たちに何らかのヒントになれば、と願いつつ、
◯勉強方法
◯上達のコツ
◯英語の話題やニュースのシェア
◯日々のつれづれのこと
などをしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。